- たしょう
- I
たしょう【他生】〔仏〕 今生(コンジヨウ)に対して, 過去または未来の世における生存。~の縁(エン)⇒ 多生の縁IIたしょう【他称】⇒ 三人称IIIたしょう【多少】※一※ (名)(1)数量の多いことと少ないこと。 多いか少ないか。
「金額の~を問わない」「損害の~にかかわらず」
(2)〔「少」は助字〕多いこと。 はなはだしいこと。「水村も山寺も花は~なれば/蘭亭先生詩集」「~に立腹するのみか, 時としては讐(アダ)を報いんとする者もある可し/福翁百話(諭吉)」
※二※ (副)いくらか。 すこし。「~多めにする」「散士が~心血の濺(ソソ)ぎし所/佳人之奇遇(散士)」
~ともいくらかでも。 ちょっとでも。IVたしょう【多照】日の照る時間の多いこと。V「高温~」
たしょう【多生】〔仏〕(1)何度も生まれ変わること。 六道を輪廻(リンネ)して多くの生を経ること。(2)多くのものを生かすこと。「一殺~の剣」
~の縁(エン)〔誤って「他生の縁」とも書く〕多くの生を経る間に結ばれた因縁(インネン)。 前世からの縁。VI「袖振り合うも~」
たしょう【多祥】幸いの多いこと。 多幸。「御~をお祈りします」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.